MMOの朝の雰囲気が好きだ。
どこかに向かって駆けていく足音。
クラフターをする作業音。
人がそこに生活している。
それを肌で感じられて良い。
初めてMMOをプレイしたのは
もう相当昔になる。
最初にその世界に足を踏み入れた時、
目の前に他のプレイヤーがいる姿を見たとき、
不安と共に気持ちが高揚したのを覚えている。
近くにあったのは魔法屋だった。
いつになったら買えるのかと思うほどの
高額の魔法を目にしすごくワクワクした。
そしてその直後、私は危機に陥る。
ログアウトが出来ないのだ。
どうしようもなくなった私は
たまたま近くにいた人にtellをして
ログアウトのやり方を教えてもらったのだ。
懐かしい。
その時と比べると、オンライン上に存在する
この仮想世界にも随分となれた。
その中でいつまでも新しい経験が出来、
新鮮な気持ちでプレイすることができるのは、
他のプレイヤーたちがいるからだ。
エオルゼアという作られた世界は不変だが、
そこにいるプレイヤーたちは日々変わり、
紐づき様々な出会いがある。
人との出会いがMMOの楽しさの一つだと
私は思っている。
勿論コンテンツを遊ぶ楽しさはあるが、
そこに人との関わりがあると
何倍にも面白くなるということを知った。
そして関わる人によって、
そのゲームの楽しみ方も変わる。
誰とやるかが非常に重要。
自分の場合はその点では非常に恵まれ
人柄の良い仲間たちと縁があり、
FF14というゲームが非常に楽しい。
土砂降りのリムサ。
幽霊の恰好をした者。
この人はいつもこの格好なのだろうか。
ひたすらクラフターを行う者。
何かを納品しようとしているのだろうか。
急いで駆けていく者。
出勤前で急いでいるのだろうか。
NPCに傘をさすもの。
雨に降られている人を見ると
自然に傘が出てしまうのか。
相合傘をする者。
二人の仲の良さを見せつけているのだろうか。
そうですよ。どうせおれはいつも一人ですよ。
エタバンだってしてないし、
相方とかも特にいない・・！
でも・・寂しくなんか・・・寂しく・・
ないんだから！！！！
すいません取り乱しました。
一人一人の個が鮮明に浮き上がり、
何か面白い素敵な出会いがあるのでは。
そんな気持ちにさせてくれる、
MMOの朝の雰囲気がなんだか好きだ。