稲川淳二さんミラプリで本当にあった怖い話をします

 

昨晩の記事で怪談話イベントに
参加してきたという話をしました。
皆さんは怖い話って好きでしょうか。
私は比較的好きな方ではあるのですが、
年齢を重ねるとそういった話を
する機会も少なくなってきている気がします。

 

 

若い頃はよく、
いわく付きの物件などに
友達と皆でいったものです。
当時が非常に懐かしいです。

ちなみに

怪談話と聞いて、
思いつく方って誰でしょうか。
私は彼なんですよ。彼。
稲川淳二さん。
世代にもよるのかもしれませんが、
彼の印象が非常に強いですね。

 

 

さて・・私も昨日の怪談話に
触発された部分ありまして。
今日はいくつか怖い話でもしてみようかなと。
怖い話が苦手な方はここで
閉じて頂いても結構です。
FF外の話になりますのでその点も恐縮です。

 

 

ここだと明るいので。
ちょっと場所を変えましょうか。
怖い話をする時って
雰囲気も大事じゃないですか。
それでは場所を移動して、
早速始めましょうか。

 

 

・・・・・

 

 

 

皆さんこんにちわ

 

 

 

 

船川淳二です

 

 

稲川さんのトレードマーク。
口ひげを取り入れて、
キャラ寄せしてみました。
ちなみにこの口ひげ装備は、
「フォルスムスタッシュ」
という装備になります。

 

 

今からする話は全て、私が新卒で入社した
会社にて起こった事件となります。
ちなみに私が1社目に入った会社は、
バチバチの体育会系。朝の挨拶で
声が小さいと入り口に入るところから
やり直しをさせられるという、
今の御時世それをやったらパワハラに
なるのではといった事のオンパレードでした。

取り扱い商材は、会社で利用する
企業用電話機やコピー機などでした。
価格帯でいうと50万~150万。
それを飛び込みの営業で売るという
無茶な会社でした。

毎日40件~50件の新規訪問。
それを上司に罵声を浴びせられながら、
ひたすらやり続ける。
労働環境は劣悪でした
そんな劣悪な環境において起こった、
「本当にあった怖い話」を
今日は皆さんにお話し出来ればと思います。

 

 

それでは早速行ってみましょう。

 

 

1話目
「電話回線安くなります」

 

企業用電話なんて早々交換の機会なんて無い。
それが実態です。今は時代が変わり、
企業用電話は使わず携帯で十分という企業も多いです。

私が新卒の頃から企業用電話のニーズは
怪しかったですが、それでも営業として
その商品を売らなければなりません。
としたらどうするか。

基本は電話回線を安くするという話をフックに、
入れ替えを狙っていきます。キラートークは、
「今かけているコストよりも安くなって、
 電話機が新しくなるなら社長良いですよね?」
です。実際これをやると
「いいよ」と言う社長も当時は結構いました。
※厳密に言うとリース代+回線料金の合算コスト
 における比較

 

 

当時新人だった私は、
上司と同席し商談に望みました。
話の焦点は今よりも安くなるかどうかです。
のっけから上司はクライアント社長に、
「安くなれば交換しますよね?w」
とテンション高く切り込んでいました。

先方の電話回線の請求書を出してもらい、
安くなるかのシミュレーションを開始。
そして出た結果は・・

 

 


高くなる

 

上司にも高くなることを共有しました。
あぁ・・これはダメだと思った瞬間。
上司はこんなことを言ったんです。

 

 

 

「安くなれば交換しますよね?w」

 

 

 

え?

 

シミュレーションの話から
話題を逸らし、全く関係のない話をする上司。

「安くなれば交換しますよね?w」

「安くなれば交換しますよね?w」

「安くなれば交換しますよね?w」

会話の合間に時折安くなればトークを挟み込み、
商談は進みました。

そして

 

一切シミュレーション表についての
アンサーは出さず商談は終わりました。

 

翌月・・・

 

 

その企業には企業用の電話が
導入されていました。
全く意味がわかりません。

 

 

 


本当に怖いです

 

 

2話目
「コンピューターウィルス」

 

ある日上司のお客様に、
訪問をする機会がありました。
アフターメンテナンスというやつですね。

その企業には電話機とPCが連動した
最新のシステムを導入してもらったばかりでした。
取引金額の多いロイヤル顧客というやつですね。
ちなみにその最新システムは社としても
積極拡販しておりネーミングもユニークでした。
FF14的に言うと「エオルゼアメイドちゃん」の様な
そんな名前でした。要するにあなたが困ってたら
助けてくれる。そんなシステムですよの意味合いです。

 

 

 


電話機周りのメンテナンスをしていると、
社長に「PCが変だからちょっと見てくれ」
と呼ばれたんです。
社長曰く、PCに見知らぬ画面が頻繁に表示され、
それが怪しいソフトが動作しているのではないか。
ウイルスに侵されたのではないかとのこと。

なるほど・・ウイルス周りはよくあるトラブル。
加えてウイルス対策ソフトの導入などにも繋がり、
商売チャンスにもなる。
これはチャンスかもしれない。
「よし、私が見てみますね!」
テンション高めにPCのディスプレイを覗き込むと、

 

そこには・・・
ポップアップしていたんです・・

 

 

 

エオルゼアメイドちゃん

 

 

皆様お気づきでしょう。
そうなんです。社長がウイルスと言ったのは、
まさかの積極拡販中のシステム。
「エオルゼアメイドちゃん」だったんです。
上司がこの商品をなんて言って販売したのか、
そう考えると怖いです。少なくとも社長自身は
全くこのシステムの価値を理解していません。

 

 

そして翌月・・
その企業には

 

 

ウイルス対策ソフトが
入っていました

 

 

 

本当に怖いです

 

 

3話目
「寝てました」

 

自分が2年目の頃でしょうか。
中途入社の社員が同じチームに
配属されました。仮に船田さんとしましょう。
船田さんは40代後半。私よりも20歳以上年上の後輩。
会社の中ではその様な立ち位置でした。

同じチームなので、毎日同じ車に乗り、
営業エリアに出向く私達。
ターゲットエリアに降ろされると、
私達二人は手分けして飛び込み営業をしていきます。
毎日それを繰り返します。

 

 

ある時上司と二人きりになったとき、
こんな話をされたんです。

 

 

「船田がさ・・この前おれが車運転してたら、
 路上の縁石の上に乗っかって寝てたんだよね」

 

 

え?

 

 

そんなまさか。道路の両脇にある縁石に、
寝っ転がってる?そんな事あるわけがない。
上司にもう一度確認すると

 

「おれもなんか恐くて・・
 声かけれなかったんだよね。
 お前からどういうことなのか聞いてみて」

 

私達の会社は縦社会です。
二つ返事でそれを了承し、
すぐに船田さんに事実を確認しました。

 

 

船田さんの答えは・・

 

 

 

『疲れてたんだよね!』笑

 

 

船田さん・・・
私あなたのことが

 

 

 

本当に怖いです

 

 

 

4話目
「イエスマン」

 

私達は営業会社だったので
毎月のノルマというものがありました。
粗利でいくら稼ぎましょう的なやつですね。
30人位の組織だったので、
ノルマを達成する人もいれば、
もちろん未達になる人もいます。

 

その中でダントツ圧倒的未達をかましていたのが。
さきほど話をしました船田さんでした。

 

ノルマ未達になるとどうなるか。
営業会社のおそろしいところですが、

 

 

 

月末会議で血祭り

 

 

月末の会議にて全員の前に立たされ、

なぜできなかったのか?
どうしたらできるようになるのか?
来月はやれるのか?

をめちゃくちゃに追求されます。

 

そして今月もまた
船田さんが血祭りです。
上司の追求は止まりません。

 

上司「船田!お前やれるのか来月は?えぇ!?」
船田「やります!来月はやります!」
上司「でもお前先月も言ったよな?
   あれは嘘だったのか?どうなんだ!?」
船田「いえ・・嘘では有りません」
上司「言ったことをやらない。
   これは嘘でなく何なんだ?言ってみろ」
船田「いえ・・なのでそれは・・あの」
上司「この嘘つき野郎が!
   来月もどうせ嘘をつくんだろお前は!」
船田「いえ!!そんなことは・・!!」
上司「いえいえばっか言ってるんじゃない!
   次にいえって言ったらつまみだすぞ!」
船田「・・・・」
上司「どうなんだ?
   お前は来月もうそをつくのか!?」

 

 

 

船田「いえっ!・・あっ・・」

 

 

 

 

船田「イエ~~ス!!」

 

 

 

 

 

なんて?

 

 

今なんていった?
皆が目を見合わせ騒然とする。
イエス・・?

 

しかし・・
文脈的に「はい」はおかしい。。

 

 

となると・・・

 

 

キリストの名を呼んだ?

 

 

前代未聞だった。鬼の月末会議。
偽装契約にて号泣おじさん、
怒りから窓ガラス割りおじさん等の
出現は過去に何度も有った。
だが自分が信じる者の名前を、
大声で叫ぶものはいなかった。
え、そもそも船田さんって
キリスト教徒だったの?
もしかして縁石で寝てたのもそれが原因?

 

助けを求めたのだろうか?
それとも気合いを入れたかったのか。
ただただ叫びたくなったのか。
真相は彼にしかわからない。
しかし一つだけゆるがない事実があった。

 

 

その日から船田さんは

 

 

 

 

イエス船田になった

 

在籍中はそう呼ばれ続けた。裏で。

 

 

 

 

本当に怖いです

平日毎日更新中!更新通知は Twitterで