このシリーズは著者が実際に体験した
営業職の経験を、FF14のSSを通して
お届けするという謎な企画である。
元々営業職だった方は、少しの懐かしさを。
これから営業職に就く方は、少しの期待を。
古くさいけど、なぜか憎めない。
そんな営業の面白さが少しでも伝われば幸いです。
※あくまで古い企業体質の営業会社とご理解下さい
【第一章】
部下は上司の背を見て育つ
朝は7時30分に出社である。
そこから9時までテレアポをし、
朝礼をしてから飛び込み営業に出かける。
これが毎日のほぼ決まった流れである。
新卒の役割はただ一つ。
アポイントを取る事。
逆にこれさえできていれば何も文句は言われない。
できていないと・・・
〇ポイント〇
古い企業体質の営業会社であれば、
つめられたとしても、
気合だけで乗り切れる場合がある。
更にハイレベルな見方をすると、
このやり取りをパフォーマンスとして
行う上司がいるという事。
部下をつめる優秀なマネージャーを演じ、
自らの身を守る。
そう。全てはパフォーマンスなのだ。
人は彼らを『エグザイル』と呼ぶ。
〇ポイント〇
「物件間を走って移動しました!」
このように上司に報告するのも、
パフォーマーとしての一つのスキルである。
ただし、
浅はかな嘘を・・と受け取られる場合もあるので、
人をみて臨機応変にパフォーマンスしよう。
〇ポイント〇
自分の聞いた話、「天ぷら」は
営業を断る良い理由となっていたそうだ。
ならあえてこれを逆に利用しよう。
もし天ぷらが理由で断られた時は、
帰ってこう報告するといい。
「天ぷらと言っていましたが、
あれはきっと嘘ですね」
ちゃんと分かっていますよという事を
伝えることで一つ上の営業であることを
パフォーマンスができる。
ただしあまり年次が浅い時にこれを行うと
生意気だと捉えられるので注意しよう。